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JSちゃんとククリ
1枚目:廃屋 2枚目:?「あなた・・・?帰ってきたの・・・?」 3枚目:ククリ「ごめんなさい。私は貴方のご主人じゃないわ」 4枚目:?「そう・・・あの人、いつ帰ってくるのかしら」 5枚目:ククリ「悪いけど貴方のご主人はもう帰ってこないわ」 6枚目:?「でも都会で成功したら私を迎えに来るって言っていたのよ?」 7枚目:ククリ「残念だけどそれは無いわ」 8枚目:?「!?」 9枚目:JSちゃん「ククリ様!?」 10枚目:ククリ「まって。ね、貴方も本当は解ってる筈よ?」 11枚目:?「・・・そう、そうね。本当は解ってた・・・」 12枚目:ククリ「・・・じゃあもういいのね?」 13枚目:?「ええ・・・」 14枚目:ククリ「じゃあ」 15枚目:消えゆく幽霊 16枚目:消失 17枚目:ククリ「もしもの時の為に来てもらったけど、必要はなかったみたい。ありがとうね姫ちゃん」 18枚目:JSちゃん「あの、今の霊は」 19枚目:ククリ「都会に言ったご主人を待ってたんだけどね、そのすぐ後に亡くなってしまったの。でもご主人との約束を信じて霊が留まっていたのよ」 20枚目:ククリ「そのご主人は彼女の事なんか忘れて都会で宜しくやってるわ。どうせ死んだら地獄へ行くだろうからその時は任せるわね、姫ちゃん」 21枚目:JSちゃん「は、はい(ククリ様が怒ってる所初めて見たよ・・・)」 ちょっと長くなってしまいました。菊理姫はとある廃屋にいる霊を鎮めにきたようです。万一の為JSちゃんを連れてきたようで、霊も一瞬怒りに飲まれそうになりましたが聞く耳をもっていたようで、大人しく浄化されました。都会にいるという霊の夫についてはククリはかなり怒っているようですね まぁ実際にこういう事があるのかは解らないですが、今日は「雨月物語」の作者である上田秋成の忌日らしく、雨月物語といえば浅茅が宿かなって事でそれをベースにしました。一応物語では都会で零落した夫は帰ってきて、妻が夫を労い歓待するけど朝起きたら家はボロボロ、実は妻はとっくの昔になくなっていて、夫との約束を信じて霊が待っていたのだというのですね。「ウィンダリア」の元ネタにもなってますね
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