1 / 2
お題「ゲーム」
少女が目を覚ますと、部屋はゴミの海だった。 視線は定まらず、意識は靄の中を漂っているようだった。 古びたテレビが突然点灯した。 主催者を名乗る仮面の男が画面に現れ、冷たい声を響かせる。 「さあ、ゲームを始めよう。」 床には巨大なビニール袋。 仮面の男は淡々と告げる。 「今日中に部屋のゴミをすべて片づけること。──救えるのは君だけだ。」 「なんでこんなことを!……お父さん!」 明子が叫ぶと、仮面の男は溜息混じりに言った。 「いい加減、部屋を片づけてくれ……明子。」 だが明子は叫ぶ。 「明日!明日片づけるから!」 その瞬間、画面は白黒のノイズにまみれ、 「GAME FAILED」の赤文字が浮かび上がった。 画面には明子の推しグッズ──CD、ポスター、アクリルスタンド── それらが、回転する円盤状の刃に次々と両断されていく。 「いやぁぁぁぁぁ!」 部屋には絶叫だけが残された。 ※フィクションです。 ゲームと聞いてまず思い浮かんだのがデスゲームでした。 気にいっていただけたら嬉しいデス。
