異国のサキュバス 3
「つまり君は座敷童子と」 「大体そんな感じです」 「君がここに住むっていうことは僕に幸せがもたらされるってこと?」 「それがですね……私たちの種族は、人間と交わることで幸せを分けてあげられるんです」 「交わる、っていうと、つまり」 「ご想像の通りです❤」 「ほう……」 「私は見ての通りまだ子供で、まだ人間を幸せにする力はありません。人間から精力を頂戴して大人にって、幸せにできる力が芽生えるんです」 「座敷童子なのに大人になるの?」 「ええ! 自分で言うのも何ですが、人間にとって非常に魅力的な姿になりますよ❤」 「なるほどねぇ……ちょっと考えさせて」 (……なんか思ってた反応と違うな?🤔 でも、やっと私の姿が見える人を見つけたんだから、何としても大人にならないと!)
