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ゆるTRPG _6f
パカラッパカラッと軽快な音を立てて、1頭の馬が走ってきた。 ニールセン「おっとすまぬ」 メグメルの近くを走り抜けようとして、馬上の聖騎士が謝罪してきた。 ニールセン「馬上からですまぬが…怪我は無いか?」 メグメル「いえ、全く大丈夫です」 ニールセン「少々考え事をしていたものでな…。もうこの辺りにも奴らはいないと思うが…一応気を付けてくれ」 メグメル「…? 奴らというのは?」 ニールセン「あぁ、知らないのか。赤の谷に盗賊団が勝手に巣食っていたんだが、先日あいつ…盗賊ギルドの者たちが追っ払ってくれたのだ。こうして見回ってはいるが、潜伏して残ってる奴はいないようだ」 メグメル「あー赤の谷と盗賊…。うちのお店で祝賀会を開いてた方たちの話ですね」 ニールセン「という事は、君はあのレミファの従業員かな?」 メグメル「はい、最近ソラの村へ来まして、大衆食堂レミファでお世話になってます。メグメルといいます」 ニールセン「申し遅れた。私はニールセンだ。なるほど、気のきく新しい料理人とは君の事か。よし、今度寄らせてもらおう」 メグメル「ありがとうございます。ところで、1つお伺いしてもよろしいですか? 赤の谷のルージュって何の事でしょう;;」 ニールセン「ナニッ? ルージュ…いやそれはきっと竜珠の事だろう。君、それはどこで誰に聞いた?」 直前までは、生真面目だが穏やかに話していた聖騎士の表情が一変した。 メグメル「えっ、えっと…うちにいらしたお客様で、紫のローブのかたが独り言を…。赤の谷にルージュ…竜珠?は無かった、とか何とか」 ニールセン「くっ。紫のローブ…クッフェンの一族がもう嗅ぎつけてきたのかっ」 メグメル「え?」 ニールセン「こうしてはおれん、送っていけなくてすまないが、私は先に帰らせてもらう。急用が出来た。では、気を付けてっ」 馬をかえすと早口に告げ、ニールセンはあっという間に走り去って行った。 メグメル「…え?」 シリアスなのに最後の絵;; 服が色々混じってるけど、これがベストですもう限界;; この対面シーンだけで10枚以上生成したものの、メグメルさんがぁぁ;;(笑) 馬に乗りたがる、羽根を付けたがる、鎧を着たがる、スピア(槍)を持ちたがる;;(笑) 髪の色もだいたい逆になるし。 (随時)参加者の追加募集中 詳細→ https://www.aipictors.com/posts/679762
