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ゆるTRPG _7a
フラコーチン「おーとすとらーだらいてぃんぐっっ」 目一杯かっこつけたポーズを取ってフラコーチンが詠唱すると、スクロールの上に黄色い迷宮の地図が浮かび上がった。 マーター・フカニッツ「あははははは」 手を叩きながら、マーターが涙を浮かべ声を上げて笑っていた。 村人A「め、珍しいもん見ただー…」 村人B「あれ、マーターさんだよねぇ。いつも美しい歌声のあの人が、こんなに笑うなんて…」 黄色い迷宮の攻略を終えた3人が入口へ戻ると、マーターがリュートを爪弾きながら待っていた。 黒いオーブを目にし、口と目を丸くして驚く門番の横を通り抜け、マーターのところへ向かった。 フラコーチン「ただいまなのだー」 マーター・フカニッツ「おかえりぃ。お疲れ様ぁ。みんな無事ねぇ?」 もみくま「ちょっと疲れたけど無事くま」 リム・ロクスリー「スクロール4本と黒いオーブを見つけたよっ」 もみくま「というかずっと待っててくれたくま?」 マーター・フカニッツ「ふふっ。可愛い子たちの帰りを待つのはぁ、お姉さんの務めですからぁ」 もみくま「お姉さん…くま…」 フラコーチンは何も言わずマーターにしがみつき、服に顔をうずめた。 マーター・フカニッツ「それじゃぁみんなで帰ろっかぁ」 もみくま「はいくま」 フラコーチン「…はいなのだ」 リム・ロクスリー「…こんな時転移が使えれば;;」 そして後日、マーターに詳しい迷宮内の話をするため、先に来たフラコーチンがカフェで残り2人を待っているところだ。 マーター・フカニッツ「その呪文とポーズ、いいわぁ…可愛い。フラコーチンちゃんが考えたのねぇ」 フラコーチン「リムおねーさんもかっこいいと言ってくれたのだ」 マーター・フカニッツ「もみくまちゃんはぁ?」 フラコーチン「…迷宮の中で何度か言ってたら、うるさいくま、って半目でにらまれたのだ;;」 マーター・フカニッツ「あぁ…」 フラコーチン「すごく嫌そーな顔されたのだ…」 もみくまが来るであろう店の外を、2人は遠い目でしばらく眺めていた。 「Auto strada writing」はフラコーチン命名の呪文です。この世界ではスクロールに魔力を込める的な感じで魔法を行使できるので、詠唱は必要無いです。つまり、ただのかっこつけです(笑) あとストラーダはイタリア語で道です。別の言語をちゃんぽんにするとかっこいい(シュタゲ等)気がするので。自分が(ォィ
