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歌声と肩車と、変わる景色
村の広場に足を踏み入れると、リムともみくまは思わず立ち止まった。 人だかりができ、その中心からは澄んだ歌声が風に乗って流れてくる。 「なんだろうくま……?」 もみくまは背伸びをするが、前の人の背中に遮られて中は見えない。 「よし、ちょっと乗っかってみるかい?」 リムは軽く笑い、しゃがみ込んで合図する。 「え、いいのくま?」 もみくまが嬉しそうにリムの肩に乗ると、視界が一気に開けたらしく、ほころぶような声が上がった。 「わぁ……! 歌ってるくま! すごいくま!」 リムは揺れる体を支えながら、その歓声に釣られて微笑んだ。 二人はしばらく、肩車のまま歌い手の姿を堪能した。 やがて人だかりが流れ始め、歌声もゆっくりと遠ざかる。 もみくまが降りると、今度は彼女が胸を張って言った。 「つぎは、リムのばんくま!」 「えっ、いやボクはいいよ。歌も終わったし、ほら、身長差とか……」 と言い終えるより早く、ひょいっとリムの身体は持ち上げられた。 「わ、ちょ、ちょっと待っ――!」 ぎゅっと肩に置いた手に力が入り、けれど上がった視点は……あまり高くなかった。 むしろ、ほんの少し周りより低いくらいで、通りがかりの人々が目を丸くしながらこちらを見る。 リムの耳がじわり赤くなる。 「……もみくまちゃん、これ、ちょっと恥ずかしいんだけど」 小さく呟くリムに、もみくまは得意げに言う。 「だいじょうぶくま! ちゃんと支えてるくま!」 その奇妙な光景に、近くの誰かがぷっと吹き出し、 つられるように、広場のあちこちでこぼれた笑いが跳ねた。 リムも、もみくまも、気づけばつられて笑っていた。 歌声の余韻と混ざり合って、広場に柔らかい笑い声がいつまでも残っていた。 「……それで、いつ降ろしてくれるの?」 (本文:おおむねchatGPT) --- もみくまちゃん on head!(強弁) 「YTRPG」よろしくお願いします! https://www.aipictors.com/posts/679762 --- 【まとめ】YTRPG用キャラ 「リム・ロクスリー」 https://www.aipictors.com/posts/667462 --- model: WAI-NSFW-illustrious-SDXL v15.0 https://civitai.com/models/827184/wai-nsfw-illustrious-sdxl2
