華麗に舞うキュートなアサシン…コションローズとは私のことだ!
コションローズ? …えっと、ピンク色の豚ってこと? 僕が思わず呟いてしまった一言で彼女の動きが止まった。 彼女は震えながら暗器(のようなもの)を投げつけてくる。 僕はとっさにポリバケツの蓋を盾にするが、なんだか汚い水音がぶつかってきた。 刃物や鈍器が飛んできているわけではないらしい。 暗殺者なのに投げナイフや毒針といった類ではないのか? そう思ったのも束の間、僕の鼻を強烈な刺激臭が襲った。 目つぶしや催涙ガスのような薬品の類か? ハンカチを口に当てて吸わないように注意する。 ふと足元を見ると、 どうやら、彼女が投げつけていたのは、腐った卵や生ゴミのようだ。 …う、これはこれで精神的にキツイな。 わけのわからないままじわじわと押されて、 僕は逃げ場のない壁際に追い詰められてしまった。
