淑女の肖像 その1
せっかくなんで美術書とか歴史書の解説文みたいなもんでもつけてみよう(笑) 急ぎのでっち上げだから、詳細設定なんてないよ? ツッコミはいやん。 -------- 帝国第四代皇帝にして、初の女皇として有名な、アリアドーラ・エリシウス・ヴィガニアが帝位に着く前の姿を描いた唯一の貴重な作品である。 裏に書かれた走り書きには、「十七歳の祝いに」と書かれている。 つまり、この二年後に、彼女は帝位に着くことになる。 苛烈帝の異名の通り、帝国版図の急速な拡大の立役者であり、怜悧冷徹、狂飆峻烈な為人であったと言われる彼女だが、この頃の様子からも、その片鱗を伺うことができる。 これを見る限り、個人的には父である前帝の死が彼女を変えたと言う説には疑義を挟みたくなる。 そう。もう一つの悍ましい説を取り上げてしまいたくなるほどに。 画家のアーラン・イシュダリウスは、もともと優れた写実主義の画家であったが、この作品がきっかけで宮廷画家となった。 その技法を受け継いだ弟子たちが各国に雇用されたことで、今日、我々は歴史上の人物の姿を見ることができるのである。
