見上げた秘密
柔らかな光、淡い色の髪を撫でて セーラー服の白、紺碧の闇に溶ける ふと見上げたその先に、君がいた 瞳は深く、宇宙の星々を宿す青と、 はにかむような、けれど確かにこちらを映す はるか彼方の秘密を湛えて。 翻るスカートの裾、風が囁く、 幼い誘惑の調べを。 滑らかな黒の絹糸は、光を吸い込み、 仄かな陰影を織りなす。 この一瞬、時間は止まり、 部屋の隅に漂う、甘く切ない香りは 過ぎ去りし日の夢か、あるいは 訪れぬ明日の予感か。 ああ、見上げた先に、君という幻。 ただ、その姿を心に刻む。 刹那の輝き、永遠の余韻。
