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ミコモの日常 -その4
●木之崎美菰の裏設定 4歳離れた姉の彼氏と秘密の逢瀬を重ねつつ、看護師として勤めること約1年が経過したとある日。 コンプライアンスに厳しい昨今、性的な視線を送りながらも直接的なセクハラ行為を行う者はいなかった。 しかし美菰が担当していた患者の1人に、49歳の独身男性がいた。 リハビリの初日、彼は美菰が肩で支えた時すでに息がやや荒く、明らかに下半身が反応を示していた。 そして、さり気ない動作を装って親指で胸を軽く擦ってきたのだが、意図して触れたのがバレバレであった。 少々の驚きと戸惑い、だが不思議と湧き上がってくる奇妙な期待感を胸に、美菰は小さく囁いた。 「どうせなら直で触りたくないですか?」 「ちゃんとリハビリして、退院したら・・・・・・いっしょにホテル行ってもいいですよ」 以来、姉の彼氏と会う回数は減った。 それから”木之崎さんが担当する患者は心なしか回復が早い”と病院側から高い評価を得ることになる。 ※言うまでもなくエピソードは創作・フィクションです。 痴漢・痴女・セクシャルハラスメント等は違法であり、社会通念上も決して許されることではありません。 現実に行えば逮捕、処罰の対象となりますので間違っても実行しないよう十分にご注意ください。
