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ゆるTRPG _7k
リム・ロクスリー「遅くなってごめんっ。でも主人公は遅れてやってくるんだっ」 もみくま「は…はは…くま」 安堵しつつも、何故か若干ひきつった笑いが込み上げてきた。 もみくま (後半にちょびっとだけイラッとしたくま;;) リム・ロクスリー「これ受け取ってっ」 そしてもみくまに向かって何かを投げてきた。それは黄色い迷宮で見つけたスクロールだ。 リム・ロクスリー「こないだのスクロールを鑑定してもらってたんだ。何故かお店の人に顔を覚えられてたんだけど…;;」 そう言いながらも、弓矢で骸骨を的確に狙い打っている。 リム・ロクスリー「その黄色い通路で拾ったスクロールは、地の精霊のスクロール。緑の通路が風の精霊で、青の通路が水の精霊…」 話の途中から、手元のスクロールを見て声がしぼんでいった。 リム・ロクスリー「…あ、あれ? どれがどれだか分からなくなっちゃった;; でもだいじょーぶっ。魔力っぽいものを込めれば精霊さんが助けてくれるスクロールなんだって」 もみくま「い、いい加減くま…でも…助かったくま」 呆れは一瞬で、もみくまはスクロールをぎゅっと握りしめ気合を入れた。 リム・ロクスリー「それじゃボクはふーりんのとこへ行くから、がんばってっ」 慌ただしくもまた屋根の上を駈け出して行った。 リム・ロクスリー (あれ? 今もみくまちゃんの隣にいた人、誰だろう? というか包丁持ってなかった? んー…まぁ見間違いだなっ) もみくま「メグお姉さん…もう安心していいくま」 メグメル「…え?」 ゆっくりしゃがんでいくもみくまの周囲に、高まった力が見えた気がした。 もみくま「あとは私が…全滅させるくまっっ」 地面に手を着き、もみくまが吠えた。そして背後からゴーレム(土の精霊)が現れた。 リムさんいると雰囲気が明るくなるなー。もみくまちゃん、マスコットのはずなんだけどなー;; mh、njsmix、vxp。
