九屋敷美羽はフィギュアである

2025年09月11日 15時05分
使用モデル名:NovelAI
対象年齢:全年齢
スタイル:イラスト
デイリー入賞 102

俺の名前は山田。どこにでもいる平凡な男子高校生だ。 放課後、自分の部屋のパソコン机を見て、思わず二度見した。 机の上に――七分の一サイズのスペースバニー九屋敷美羽フィギュアと、そのパッケージが何の前触れもなく飾られている。 「……は?」 俺が手を伸ばすと、フィギュアがぴょこんと跳ねた。 「山田くん、おかえりなさい!」 ……いや、喋った!? 机の上のフィギュア美羽は、あの穏やかな笑顔で俺を見上げながら言った。 「今日も愛と平和を守るために、七分の一サイズで潜入してみました!」 待て。潜入?俺の部屋って戦場か。 その瞬間、窓ガラスが割れ、謎の敵が侵入してきた。 「地球を征服するでゲソォォ!」 ……語尾まで迷走かよ。サイズまで小さいのに口調はフルパワーだな。 フィギュア美羽はぴょんぴょん跳ね、両手を広げて光線を放つ。 「くらえ! ミニサイズバニーブラスター!」 光線が机の上のパッケージやキーボードを巻き込みながら飛び交う。 俺は椅子の下に隠れ、頭を抱える。 「いや、俺の部屋、完全に戦場じゃねーか!」 美羽は光線を連射しながら、ひょいとパソコンモニターの前に飛んだ。 瞬間―― フィギュア美羽が、光線を打ち合いながらモニターの中に発光しながら消えた、それを追いかけるように敵も消えた。 「……え? ちょ、何その展開!」 振り返れば、机の上はめちゃくちゃ、パッケージもキーボードもマグカップも散乱している。 俺だけが、ぽつんと取り残された。 モニターからは、微かにピコピコと光る残像が見える。 ――いや、どう考えても平凡な日常じゃねーだろ。七分の一サイズの美羽と謎の敵が、モニターの中に消えるって何だよそれ。 俺は机の上の散らかった光景を見つめながら、深くため息をついた。 今日も俺の平凡な日常は、微塵も平凡じゃなかった。

コメント (9)

white-azalea
2025年09月13日 04時12分

ピッカ

2025年09月13日 13時41分

たぬ仮面@妄想竹

想像の斜め上をぶっ飛んでいきましたわー

2025年09月13日 03時54分

ピッカ

(⋈◍>◡<◍)。✧♡

2025年09月13日 13時42分

ピッカ

2025年09月13日 13時38分

五月雨
2025年09月12日 12時23分

ピッカ

2025年09月12日 14時26分

もみ
2025年09月11日 21時26分

ピッカ

2025年09月12日 14時26分

ひろひろ
2025年09月11日 20時58分

ピッカ

2025年09月12日 14時26分

タカ
2025年09月11日 19時33分

ピッカ

2025年09月12日 14時25分

これぞ奇跡
2025年09月11日 16時35分

ピッカ

2025年09月12日 14時25分

BBぼるてっくす
2025年09月11日 16時13分

ピッカ

2025年09月12日 14時25分

177

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