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九屋敷 美羽は麻雀である

2025年09月23日 13時17分
対象年齢:全年齢
スタイル:イラスト
デイリー入賞 135
ウィークリー入賞 135
参加お題:

俺の名前は山田。どこにでもいる平凡な男子高校生だ。 そう、平凡……のはずだったのだが。 その日の朝、教室のドアを開けた瞬間、俺は息をのんだ。 なぜか教室中央にドンと鎮座しているのは、勉強机でも黒板でもなく――麻雀卓。 しかも四隅には生徒たちが囲んでおり、真剣な眼差しで卓上を凝視している。 「ロン。役満です」 低く、重みのある声が響く。 声の主はチャイナ服姿の女子――九屋敷美羽だった。 普段は物静かな彼女が、今は麻雀漫画『ア〇ギ』の主人公みたいなオーラを纏っていた。 「見よ、この『大宇宙ドラゴンフラワー改』を……」 俺は思わず叫んだ。 「そんな役ねーよ!!!」 しかし周囲の生徒たちは「おお……」「やはり九屋敷は天才だ……」と頷いている。 いや、洗脳でもされてるのか? 美羽は煙草をくわえている(もちろんお菓子だ。校則は守る女だ)。 そして流れるように牌を切る。 「ツモ。『四次元銀河無双八十八面(∞)待ち』」 「なんだ厨二病みたいな役!無敵すぎるだろおい!!!」 俺のツッコミもむなしく、ざわ……ざわ……と教室全体が震える。 どこからともなく麻雀マンガ特有の集中線が飛び交い、ざわ……ざわ…まで肉眼で見えるようになっていた。 だが俺にはわかる。美羽は麻雀を一ミリも知らない。 さっきから牌の置き方ですら全部デタラメだ。おまえジェンガやってんじゃねーんだぞ! それでも「役満です」と言い切れば、なぜか周囲が納得してしまう不可思議な空間。 「山田くん」 不意に指をさされた。 「あなたも、この闘牌に加わりなさい」 「俺ぇぇぇぇ!?」 教室中の生徒が一斉に視線を向ける。完全に公開処刑だ。 俺は震える手で牌を引いた。 ……よし、とりあえずチーしとくか。 「そのチー、無効です」 「はやっ!?まだ言い終わってねえぞ!?」 美羽は不敵に笑う。 「山田くん。あなたの『平凡』という牌は、この卓には存在しない」 うるせえよ。何だよその哲学的麻雀。 結局、俺は「ただのリーチ」すら許されず、気がつけば全財産(購買で買う予定のあんぱんの代金まで)をカツアゲされた。 最後に美羽はこう言った。 「覚えておきなさい。九屋敷美羽は――麻雀そのものである、と」 ……いや、もう意味わかんねえよ。 こうして俺の平凡な朝は、平凡どころか異様すぎる非日常に飲み込まれていったのだった

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