【舌出し】毒刃使いの盗賊
帰り道で近道をしようとして普段行かない路地に入った僕の前に、一人の盗賊が立ち塞がった。 「おっと、ここを通りたきゃ金目のものを置いて行きな。さもなくば命を置いて行ってもらう事になるぜぇ?」 盗賊は小ぶりなナイフを取り出すと、にやりと笑いながらその刃にゆっくりと舌を這わせていく。 「このナイフにはなぁ、インドぞうもイチコロの猛毒が塗ってあるんだ。かすっただけでもお陀仏だぜ、へっへへ・・・ひぐっ!?」 盗賊はその場にぱたりと倒れた。よく分からないがチャンスだ。僕はその隙に一目散に逃げた。
