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【サスペンダー】タピオカ撮影の後で
「ちょ、ちょっと!撮らないでよ獅子島さん!」 四人で集まっておそろいルックでタピオカミルクティーの宣伝風写真を撮ったすぐ後の事。僕は上半身裸になってた。なぜって、美結ちゃんがタピオカを吸い込んだ拍子にむせちゃって自分の胸元に盛大に飲み物をこぼしてしまったから。だから僕は美結ちゃんを物陰に連れて行って、僕の着ていたシャツに着替えさせた。 「羽佐美君、ごめんね」 「ううん、僕は男子だからこれくらい大丈夫だよ。獅子島さんみたいに面白がって執拗に撮ろうとするのは嫌だけど」 僕がノーシャツになった途端、獅子島さんはニヤニヤ笑ってスマホをこっちに向けてくる。 「ねぇねぇはさみん、一個お願いしていい?・・・乳首見せて?」 「や、やだよぉ!」 サスペンダーで隠された僕の乳首を狙ってたみたい。普通に見られるくらいなら大丈夫だけど、明らかにゲスな目線で写真撮られるなんて恥ずかしい。 「先っぽだけ!先っぽだけだから!」 「先っぽだからダメなんだよ!?」 「おい獅子島、その辺にしとけよ。何の権利があってそんな嫌がらせしてんだ」 赤羽さんが助け舟を出してくれる。やっぱりこういう時優しい人なんだ。 「はいバネちゃん裁判長!この間私、はさみんに保健室連れて行かれて無理矢理Yシャツの前をはだけさせられておっぱい丸出しにされた上に、乳首を両方とも指先ですりすりされました!」 「獅子島さん!?」 なんでこのタイミングで皆の前でそれバラすの!?しかもその言い方だと僕が襲ったみたいじゃん!僕はただノーブラの獅子島さんを心配して乳首に絆創膏貼ってあげただけなのに・・・いや、触ったのは事実だけど。 「よし、ならサイバは有罪。獅子島、好きにひん剥け」 「判決が早いよぉ!」 逃げようとした僕だったけど、誰かにぶつかった。見ると、いつの間にか美結ちゃんが僕の後ろに立っていた。 「羽佐美君・・・それどういう事かな・・・?一緒にお風呂に入って裸を見せ合って洗いっこやお互いの体を調べたりした仲のわたしっていう幼馴染がいるのに、他の女の子にそんな事するのは不誠実じゃないかな?わたし納得いく説明が欲しいな・・・」 「おお!?はさみん、みゅーたんにそんな事してたん!?」 「死罪だな」 「待ってよぉ!?小学生の時の話だから!」 僕は皆に『まだ女湯に入っていた頃は、よく美結ちゃんと一緒の時間になった』事や『獅子島さんがノーブラだったから透け乳首しないように絆創膏を貼り付けた』事を説明した。 「あー・・・結論から言うとサイバは有罪だけど、原因作ったのは獅子島だからこの件はノーサイド。それを理由にこの状況にかこつけてサイバをひん剥くのは無し」 「えー」 赤羽さんが最終的なジャッジを出してくれて、僕は何とか助かった。 「そ、そうだよね。わたしのせいで羽佐美君は上を脱ぐ羽目になったんだもんね・・・獅子島さんがそこにつけ込むのはダメだと思う」 「みゅーたんにまでそう言われたらしょーがないかー。分かったよぉ、タダで見せてもらうのはやめとくねー」 そ、その言い方だと何かと引き換えに見せろって事じゃん。絶対まだ何か企んでるよ獅子島さん。 「はさみん、耳貸して」 「えー」 早速来た。何言い出すつもりなんだろう。不安しかない。 「はさみんが乳首見せてくれたら、後で画像編集ソフト使って、今日撮った私の写真のシャツレスバージョンあげる。オマケでバネちゃんとみゅーたんのもつけちゃうよ?」 「えっ!?それって今の僕と同じ格好って事!?」 「そうそう。どうですかダンナ」 「・・・・・・・・・だ、ダメだよそんなの!」 僕は獅子島さんから距離をとった。 「迷いあるじゃ~ん。ほらほら、今がラストチャンスだよ~?」 うう、正直見て見たい・・・けどそんなの、友達に対して失礼なような。 「・・・オイ獅子島、アタシって耳いいんだよな。今の聞こえたんだけど、よォ?」 「あっやべ」 「羽佐美君のその顔・・・何かえっちな取引持ち掛けられたんでしょ・・・全然反省してない、よね」 「ち、違うんだよ美結ちゃん!」 不機嫌オーラを纏った赤羽さんと美結ちゃんがじりじりこっちに迫って来る。 「逃げるべはさみん!」 「ずるい!?ぼ、僕も逃げるよぉ!」 「待てコラァ!」 「羽佐美君・・・!」 結局この日はそれで解散になった。 ※その日の夜、女子たちのグループトークでシャツレスバージョンは公開された。 (R-18注意・9/6 05:01公開予定) 【R-18】女子たちのトップレスサスペンダー https://www.aipictors.com/r/posts/645158
