ココロに効く秋セラピー/スマホ壁紙アーカイブ
【ココロに効く秋セラピー】 あの日、心がざわざわして止まらなかった。 だから、私はスマホを閉じて、秋の風景を歩くことにした。 足元の落ち葉がカサカサと語りかけてくる。 「大丈夫、君のペースでいいんだよ」と。 見上げると、丘が重なり合うように広がっていた。 まるで感情のレイヤーを重ねて、じっくりと温めたような色たち。 オレンジ、金、赤、そして深い緑。 どれも「ちゃんと感じていい」と言っているようだった。 その中心で、太陽はまるで心の芯。 静かに、けれど確かに、私の中の冷えた部分を溶かしていく。 言葉はいらなかった。 ただ、この風景が、そっと寄り添ってくれた。 ——これは、目に見えない処方箋。 秋がくれた、ココロのセラピー。
