1 / 6
【裸足裏】マジタスカル島の獣 VS 女子中学生の素足
●ジャッカルの場合 「ほぉら、ジャッカル?私の足、肌触りが良さそうでしょう。足をペロペロして忠誠を誓うなら好きにしてもいいのよ?」 「い、嫌なのジャ!なんでクリティカルはいつもいつも、ワシに変態チックなプレイを求めるのジャ!?『寒くなってきたから裸でお散歩はやめる』って言ってて安心してたのに、新しい扉を開こうとしないで欲しいのジャ!」 忍びの里を滅ぼされ、家も家族も失った忍菱菫が両親の知人の伝手を使って手配した一軒家。秋の季節が良く似合う日本家屋の一室で、健全な少年少女にはふさわしくないやり取りがされていた。 「あら、最近は露出調教にも慣れてきて、私が散歩に行く素振りを見せないと『今日は夜のお散歩ナシなのジャ・・・?』ってドキドキしながら聞いてくるようにまでなってたくせに。てっきり好きな女の子にいじめられるのが気に入ってるものだとばかり」 「やっ、そ、それは違うのジャ!油断してたところに『さあ行くわよ脱ぎなさい』なんて言われたくないから聞いただけなのジャ!それと、そもそもクリティカルの事なんて好きじゃないのジャ!」 「ふぅん、そう。じゃあいいわよ舐めなくて」 すっと菫が足を引っ込めると、ジャッカルは「あっ・・・」と小さく呟いた。それを聞き逃す菫ではない。 「あらぁ?嫌だって言ってたくせに、いざお預けされるとそんなもの欲しそうな顔して。やっぱり舐めたいんじゃないの?」 「そ、そんな顔はしてないのジャ!クリティカルの勘違いなのジャ!」 「じゃあ、その袴の下でぴょこんと自己主張してるのは何かしらね~?」 菫の言葉に、慌てて股間を両手で押さえるジャッカル。しかし菫はにやり、と邪悪な笑みを浮かべた。 「あら、本当にそうなってたの。四つん這いだから見えてなくて適当に言ったのに。すっかり変態になっちゃったわね、ジャッカル?」 「~~~!!」 何も言えず黙り込んでしまったジャッカル。菫はその頬をつつ、と足の親指でなぞる。そのままジャッカルの唇をぷにぷにと刺激した。 「ごめんね、意地悪だったわね。ほら、お詫びに舐めていいわよ。それとも、その元気になったところを足で挟んでクリクリして欲しい?」 その言葉への反発だったのか、それとも唇を刺激されて思わずだったのか。ジャッカルはそっと舌を出して、ちろり、と菫の足の指に這わせた。 「ふふ、そんなおっかなびっくりじゃなくていいわよ。ほらほら、男の子でしょ。一度やったら無かったことになんてできないんだから、もうやりたいだけやりなさい」 「ん・・・ちゅ、ちゅ。れろ、ぴちゃ・・・」 徐々に大胆に菫の足を舐め始めるジャッカル。一分と経たない内に、菫の足はジャッカルの唾液に塗れていく。熱に浮かされたように足を舐めるジャッカルを見て、菫は上気した頬で唇を吊り上げて笑う。 (ああ・・・これだからこの子をいじめるのやめられないのよね。この支配してる感じ、病みつきになりそう。次はどんな事をさせようかしら) 二人で過ごす平和な秋の日は、こうして過ぎて行った。 ●タスカルの場合 「オラッ、オラァッ!テメェ、タスカル!このドスケベダヌキが!」 「おっ、おぅっ♡た、助かるぅ~~~っ!!」 理久津家のリビングで、タスカルは理久津美空にガスガスとストンピングされていた。かなり本気の踏みつけだったが、元々力の弱い美空の攻撃は大してタスカルにダメージを与えておらず、むしろ快楽を感じてさえいる様子だ。 「お邪魔しま・・・うわ!?何してるの二人とも!またタスカル君が何かやったの?」 「み、美空ちゃん・・・あんまりいじめたら可哀想だよ?」 遊びに来た花畑梨々花と黄場朝霞がリビングの様子を見て驚きの声を上げる。美空は忌々し気に説明した。 「こいつ、オレがシャワーから上がるのを洗面所で待ち伏せしてやがったんだよ!タオル巻いてなかったらアウトだったぜ!」 「ご、誤解カル!僕はただ、歯磨きをしようとしてただけカル」 「なんで食後でもないタイミングで歯磨きすんだよ!てかせめて洗面所に入る時にノックして『今から洗面所を使う』ってオレに言えばいいだろうがよ!」 「何言ってるカル、そしたらラッキースケベに見せかけて美空の裸を見るって目的が果たせないカル」 ドアウトな発言に、梨々花と朝霞も何とも言えない渋面になる。とりあえず空気を何とかしようと、梨々花が声を上げた。 「ほ、ほらもうタスカル君も反省してるし、その辺で」 「今の言葉と!この顔の!どこが!反省!してんだよ!?」 一声ごとに踏みつけると、タスカルは喜悦の表情で悶える。梨々花はもう何かを言うのは諦めた。 「ハァ・・・ハァ・・・もうやめだ、こいつ踏んでも悦ぶだけだわ」 「ちっ、もうおしまいカル?」 タスカルは起き上がると、物足りなさそうな顔で美空を見る。 「大体、美空はケチくさいカル。僕は動物、いわばペットみたいなものカル。ちょっとくらい裸を見られても、別に人間の男子に見られる訳じゃないんだから許して欲しいカル」 「おい、ペットに対して羞恥心が機能しねぇのはな、『人間を性的な目線で認識する生命体』じゃねぇからなんだよ。お前みたいにコミュニケーション取れる上にこっちを性的な目線で見てるのが確定してる奴を許す訳ねぇだろ」 美空らしい、実に理屈っぽい反論。タスカルは不満げな表情で続ける。 「いーや、美空が優しさに欠けてるからカル。朝霞だったら文句ひとつ言わずに僕と一緒にお風呂で裸の付き合いしてくれるカル」 「えっ、普通に嫌だけど・・・」 ノータイムで朝霞に否定され、タスカルはしゅんと落ち込んだ。 「普段えっちな話題に『はわわ』とか『ふええ』とか言ってる朝霞に、そんな照れの余地すらなくばっさり否定されるの滅茶苦茶ダメージデカいカル・・・」 しかし、女子の敵となり果てたタスカルを慰める者はこの場にいなかった。いくら心優しい魔法少女達でも、許してはいけない悪というものは存在するのだから。
