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月詠瑠那と月の契約者

2025年06月09日 15時00分
対象年齢:全年齢
スタイル:イラスト
デイリー入賞 194

渡り廊下のガラスが、夜の霧に白く染まっていた。深夜の校舎。誰もいないはずの時間、けれど天音梨花の足は止まらなかった。   「どうして……こんなところに……」   アーチ状のガラス張りの廊下。月の光が差し込むはずのそこは、霧が濃く、先が見えない。 それでも梨花は、なぜか“進まなければいけない”気がしていた。心のどこかが、あの静かな声に呼ばれているような気がして。   先へ。さらに先へ。――そして、霧の奥に現れたのは、場違いなほど豪奢なロココ調の扉だった。   「こ、こんな扉、学校にあったかな……?」   誰にともなく呟きながら、梨花は震える手で取っ手に触れた。扉は音もなく開く。 蝋燭の灯りに照らされた部屋には、黒と紅の魔法陣。中心に佇む少女が、短剣を持ったまま、微笑んでいた。   「はじめまして――と言うべきかしら。それとも、あなたとは“すでに夢で会っている”かしらね?」 その少女は、梨花の教え子、月詠魅亜と瓜二つ……けれど、決定的に“なにか違う”を漂わせていた。   「つ、月詠さん……? その格好、危ないですっ、で、ですねっ!」   「ふふ……やっぱり先生、夢でもあなたはそんなふうに、私を止めようとしたわ」   「えっ……? 夢……?」   梨花の記憶がぐらつく。確かに、何度か――いや、何度も見たことがある気がする。 この部屋も、霧の渡り廊下も、そしてこの不思議な少女も。   「私は、魅亜の“姉”。……そう名乗るのが、いちばん分かりやすいかしらね」   「姉……?魅亜さんに姉がいる話など聞いた事ないわ……」     瑠那はそっと短剣を捧げるように持ち上げ、魔法陣の中心に跪いた。   「今宵は契約の儀。霧が満ち、夢と現が交わる刻。あなたが来たということは、契約が成る証」   「ちょ、ちょっと待ってくださいっ! 契約って、なにを……私、なにも……!」   「でも、夢で交わしたでしょう? 『彼女を守りたい』って。あなたの願いは、月夜の深奥に届いたのよ」   瑠那が囁いた瞬間、魔法陣の灯りが紅く脈打った。梨花の胸の奥が熱くなり――   次に目を開けた瞬間、梨花はベッドの上にいた   「夢……? だった、のかな……」 汗ばんだ手が胸元を掴んでいる。 手を開けるとそこには月のペンダントが…… ──夢で交わした契約は、目覚めても、なお消えずにいたのだった。

コメント (7)

がったん

占いっ子と雰囲気違うな? と思ってたら…ということ? 同一人物なのか…とかはまだ謎…と? 人の名前覚えれないから (:3 っ )3

2025年06月22日 20時50分

がったん

過去投稿追いきれてないけど… 一番好きなのは褐色水着っ子です♪ 占いっ子は乳と性格が良いと思ってたのに… もしこの性格やと…うぅ…ウインナーがナヨナヨ… どんなストーリーでも大丈夫! 暑いから無理せずで♫

2025年06月23日 14時48分

ピッカ

ふふっ……どうなんでしょうね……?🌙 占いっ子とは、似て非なる誰か……なのかもしれませんし、 あるいは夢の中で名前をすり替えた“同じ魂”なのかも……? すべては霧の向こう、まだ明かされぬ物語……🃏✨ 名前を覚えられないのも、きっと“術”のせい……ですね……(:3っ )3

2025年06月23日 14時12分

ピッカ

2025年06月23日 14時07分

九一
2025年06月11日 11時17分

ピッカ

2025年06月11日 12時35分

五月雨
2025年06月10日 12時23分

ピッカ

2025年06月10日 13時46分

へねっと
2025年06月10日 02時34分

ピッカ

2025年06月10日 12時20分

タカ
2025年06月09日 23時33分

ピッカ

2025年06月10日 12時20分

もみ
2025年06月09日 21時54分

ピッカ

2025年06月10日 12時19分

謎ピカ
2025年06月09日 19時35分

ピッカ

2025年06月10日 12時19分

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