汚れた制服と傷だらけの誇り/スマホ壁紙アーカイブ
【汚れた制服と傷だらけの誇り】 あの日、彼らは命令で動いたわけじゃない。 守りたいものが、そこにあっただけだった。 降りしきる灰の中、彼の手は震えながらも銃を離さず、 彼女の瞳は曇ることなく前を見据えていた。 制服は血と油で汚れていた。 だが、それは恥ではなく、選び取った証だった。 「戻ったら洗濯するわ」 「燃えてなければな」 笑いあう声が、鉄と煙の中に消えていった。 その日から、ふたりの名は伝説になったわけではない。 けれど、その背中を見て育った子どもたちは、 きっと、いつか同じように誰かを守るだろう。
