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【書き初め】伝えたい想いを書きつけて
「どうせこんな事だろうと思ったよ・・・」 「ふふ、そう思ってるのに断らないあたり、凪さんも好きですねー」 私は瑞葵ちゃんに「書き初めをしませんか?」ってメッセージを貰い、(書き初めなんて子供の時を最後にやってないなぁ)と思いつつも「お正月らしくていいね、やろうか」って返事をしたのです。そしたら筆を持ってやってきた瑞葵ちゃんは、書き初め用の半紙を持参していませんでした。 それでどうやって書き初めするのかって聞いたら、悪い笑顔を浮かべてベッドに座り、足を広げて自分の太ももに筆で文字を書きつけたのです。 「以前の事から、凪さんは女の子の体を筆でいじめるのが大好きな人なんだって確信がありましたから」 「嫌な信頼!」 大好きだけどね!でも一応ついこの間瑞葵ちゃんがテロリンに拉致監禁されたばっかりだから拘束系とか道具責め系のプレイは自重しようって思ってたのに!なんで瑞葵ちゃんの方からこういう事しちゃうかなぁ。 「・・・太ももに書くなら、『正』の文字をいっぱい書いた方がよかったですか?」 「やめてやめて人に見られたら本当にシャレにならないからねそれ。それだと私どんだけ絶倫なのってなるし」 「ふふ、大丈夫ですよ。自分で書くとなると、矢印はともかく『いっぱい出して♡』とか書くの難しいんですよねー」 「う~ん、『いっぱい出して♡』は瑞葵ちゃんが大勢に使われてるみたいで嫌だな・・・私はNTR苦手でさ。瑞葵ちゃんに出していいのは私だけ、っていうのがいいな」 「でも凪さんは幽魅さんに浮気するんですね?」 「それは本当にごめんなさい」 やっぱりまだ根に持ってた。いやむしろ、だからこそこういう事やり始めたのかな。 「とりあえず、凪さんも書いてみませんか?」 瑞葵ちゃんが黒いパンツを見せつけて誘ってきます。・・・さっきの会話のせいで、文字の候補がもはや『正』系統のアレしか浮かんでこない。私は状況を変えるべく、瑞葵ちゃんにベッドに横になるように指示して、ベストをたくし上げてシャツを開けました。そしてその白いお腹に『愛』と書き記します。 「おおー、『愛』ですね」 「うん、『愛』だね。言っておくけど直江兼続は関係ないからね」 今瑞葵ちゃんに伝えるなら、これしかない気がした。別にえっちなアピールなんかしなくても、ちゃんと愛してるって伝わって欲しい。 「シャツを開けられたので、てっきり淫紋を書かれるかと思ってました」 「全然伝わってないー!台無し過ぎる!」 頭サキュバスかよ。やっぱりこの子、私よりエロいんじゃないかな。 「私はただ愛してるって伝えたかっただけなのに・・・」 「ふふ、ありがとうございます。ちゃんと分かってますから大丈夫です」 「本当かなぁ・・・ていうか、瑞葵ちゃんは私の体に文字書かないの?」 瑞葵ちゃんはさっき自分の太ももに適当に書いて見せただけで、ちゃんとした言葉はまだ書いてない。だからそう聞いてみたんだけど。 「私が凪さんに伝えたい想いは複雑ですからねー、凪さんが『耳なし芳一』みたいに全身文字だらけになっちゃいますよ?」 「うわぁ」 想像しただけでくすぐったい。思わず股間を押さえる。瑞葵ちゃんはそれをちらっと一瞥してから口を開いた。 「あ、心配しなくても大丈夫です。凪さんの一番男らしいところは文字書かないようにしますからね」 「いや、そういう心配じゃ・・・ってか耳なし芳一の話の後にそれ言うの怖いよ!?それで言ったら私のアレ千切り取られちゃうじゃん!」 私のツッコミがツボに入ったのか、笑い転げる瑞葵ちゃん。おかげでシーツは墨だらけになり、二人で洗濯することになるのでした。 ※4枚目はオマケ画像。細かい指定をしないで作ったので、瑞葵ちゃんが白パンツになってしまってますが、それより問題なのは文字ですよね。スラングの「Tonk」に加えて「←うまい♡」は完全にやらかしてます。 これを本編に入れるとR-18版を作らないとならなくなるので、オマケ画像に留めておきますね。
