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【R-18】くらり熱湯 源泉バスタイム
んぁ~・・・ぽっかぽかだぁ♡82℃の源泉だからな~・・・おや、こんなところまで人が来るとは珍しいな?登山の途中かな、そなたよ。・・・あ、すまない。股を開いたままでは品が無かったな。 「何をしているのか?」とな。んぅ~、見ての通り湯浴みだぞ。町に降りて温泉施設で温もりながらアイスを食べるのも好きだが、人間の温泉はいささか私にはぬるいんだ。 ん、何故服を脱ごうとしている?そなたもこの湯に浸かるつもりなら、止めた方がいいぞ。何せ82℃あるんだ、普通の人間が入ったら大やけどをして死んでしまう。・・・ん、私は大丈夫だ。ほら、この角や翼や尾で分かるだろう?私は竜だからな、普通の人間よりずっと頑丈なんだ♪ ・・・とは言え、ずっと湯に浸かっているのも限界がある。体が熱々になって頭がくらくらしてきたら、こうして岩の上に寝転がるんだ。・・・んふぅ~♡お湯よりずっとひんやりした岩の冷たさと、吹き抜ける風が気持ち良くて整うんだよ~♪ そして肌寒くなってきたら、またお湯に戻るんだ。人間がこれを体験したかったら・・・そうだなぁ、秋から冬の露天風呂とかでやってみるといいかも知れないな♪ ・・・ん?「その楽器は何故持っているのか?」って?これはやはり楽器なのか。実はここに来る途中の山道で拾ったのだが、私には使い方が分からないんだ。良かったらあげよう、どうせ私が持っていてもステッキ代わりにしかならないからな。・・・と思ったけど、その顔を見るにいらなさそうだな、そなたよ。まぁ、こんなところで余計な荷物を増やしたくはないか。 よし、そろそろお湯に戻るかな。そなたも気を付けて行くんだぞ、この先は崖や間欠泉も多いから、足元に十分注意を払って進むといい。ではな、お達者で。 ・・・んぁ~~~♡極楽極楽・・・♪
