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対カオス分室・鏡餅の陣中食検証記録
1. リンミンメイ書房の真実:足軽の智慧 アンジェラは『民名書房刊:喰って勝て!戦って食え! 足軽健啖戦記』を机に叩きつけた。「栞、見なさい! 戦国足軽は焚き火で餅を焼き、即座にカロリーを摂取した。餅こそが乱世の機動力を支えた、正統なるタクティカル・レーションなのです!」 2. アンジェラの妄想:武者鏡餅の威容 「ならば、指揮官たる武将はさらに高みを目指したはず! 兜のように巨大で神々しい『武者鏡餅』を掲げ、敵を圧倒しながら喰らったに相違ありませんッ!」(※彼女の脳内では、黄金のニワトリが乗った三段餅を抱えて戦場を駆ける、勇猛な自分の姿が再生されている) 3. 誇大妄想の爆発:鏡餅型装甲の提案 「リゼット少佐! 特務分室もこれに倣い、鏡餅をカラビナで全装具に標準装備すべきです! 敵の弾丸を粘りで受け止め、空腹も満たす。これぞ次世代のハイブリッド装甲兼非常食! 即刻、全軍配備の予算申請をッ!」 4. 収束:検証という名のおやつタイム 「……アンジェラ、その資料(餅)をこちらへ。性能は実戦で試すものよ」 リゼットは事務的に鏡餅を没収すると、栞が用意した火鉢の上へ並べた。香ばしい醤油の香りが漂い始める。 「これは『実戦における消化吸収率の測定』よ。さあ、全員で被験者(テスター)になりなさい」 「はひッ! 少佐、検証に協力します!(モグモグ)……この餅、外殻(皮)の硬度と内部の粘性、まさに最高機密級の美味……いえ、高エネルギーですッ!!」 結局、自分の「旗印」を一番幸せそうに頬張るアンジェラ。特務分室の新年は、検証という名の平和な「おやつタイム」によって幕を開けるのだった。
