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蒼穹のフロンティア (アリシアの際どいオフショット)
前線任務から帰還後、ブリーフィングを終えた深夜。 艦内の照明が落ち着き、士官区画も静けさに包まれている頃、アリシアは誰にも見せない「自分だけの時間」を過ごす。 テンペスト級旗艦の士官用プライベートルーム内に設けられた個人シャワールーム。シンプルで清潔感があり、余計な装飾はないが、彼女は小さなアロマ石鹸を持ち込んでいる。 水音と安堵 シャワーを浴びながら、任務で背負った緊張をゆっくりと洗い流す。水滴が白い肌を伝い落ちる度に、戦場で張り詰めた感覚が解けていく。 「……やっと、息ができる」そんな呟きが思わず漏れる。 仲間への想い ふと、出撃中に散っていった仲間の姿が脳裏をよぎり、シャワーの水に紛れて小さくため息を落とす。 それでも最後にペンダントに触れ、「明日も生き延びなきゃ」と決意を固め直すのが彼女らしい。 髪を濡らしながら目を閉じると、普段は見せない柔らかな表情になる。 シャワー後はタオルで身体を拭きながら、赤く染まった頬に気づいて照れくさそうに首を振る。 鏡に映る自分の姿を一瞬見つめ、「私は……ただの女の子でいいのに」と呟くこともある。
