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蒼穹のフロンティア (アーマードユニット開発軍需産業)
企業名 「ノースグレイ・インダストリー(Northgray Industry)」 企業の概要 地球連邦軍の主要軍需産業の一つで、特にアーマードユニット(AU)の設計・生産を専門とするメーカー。 元来はアメリカ・EU連合のアークウェル・ダイナミクスと、ユーラシア連合のヴォルクハルト重工という二大軍需企業の統合によって誕生したノースグレイ・インダストリー。 それぞれの技術基盤――先進的な機動兵器開発と重装甲・量産兵器の製造技術が融合した結果、同社は「頑丈で量産性に優れ、前線での整備性が高い」という独自の設計思想を確立するに至った。 ファランクス開発の背景 連邦軍が求めたのは、最新鋭機「ヴァルキリア」のような高性能機ではなく、前線で長く戦える実戦兵器。 ノースグレイはその要求に応える形で、ファランクスを「兵士の盾」として開発。 開発コードは AU-07M「ファランクス」。量産と整備性に優れた堅実な機体で、後にアサルト型・リコン型など多数の派生機を生む基盤となる。 企業の特徴 堅実な設計思想:「最新技術」よりも「信頼性と量産性」を重視。整備兵からも「壊れにくく直しやすい」と評価される。 地球本社と火星支社を持ち、資源採掘から精密部品まで一貫生産体制を確立。 他社が先進兵器や高級機を狙う中、ノースグレイは「戦場に数を並べられる堅実機体」を提供することで、兵士や前線司令官からの信頼が厚い。 社内事情・対立 社内には「コスト重視の量産派」と「新技術導入派」が存在し、しばしば方針がぶつかる。 後にヴァルキリア計画に関わるヴァイスフェルト技術顧問との技術交流があり、いくつかの実験機で試作技術が導入された。 過去の大戦と軍需産業の流れ アメリカ・EU連合とユーラシア連合の間で、過去に地球規模の大戦が発生。 両陣営は独自にアーマードユニット(AU)を開発し、正面衝突。 大戦後、疲弊した両陣営は停戦条約を結び、やがて地球連邦が設立。 その過程で、両陣営の軍需産業が合併して生まれたのが 「ノースグレイ・インダストリー」。 → 現在のファランクス開発メーカーへと繋がる。 主要陣営 アメリカ・EU連合(Western Coalition) 主な軍需産業:アークウェル・ダイナミクス 代表AU:AU-04A「ブロッサム」 特徴:高機動・高精度な戦術を展開。電撃戦と航空宇宙優勢を重視。 花が開くように各種装備を展開できるモジュール構造から命名。 西側らしい「洗練」「柔軟性」を象徴するネーミング。 ユーラシア連合(Eurasian Alliance) 主な軍需産業:ヴォルクハルト重工 代表AU:AU-05E「グラディエーター」 特徴:圧倒的な物量と重装甲戦術。長期戦と防衛戦を得意とする。 古代闘士を連想させる名前で、重装甲と近接戦闘力を象徴。 巨体と耐久性を活かして、前線の「盾」として活躍。 長期戦・包囲戦で力を発揮し、連合軍の地上侵攻戦術を支えた。 ノースグレイ初のAU 型式番号:AU-06N「グレイハウンド (Greyhound)」 機体解説 ノースグレイ・インダストリーが設立後に初めて正式に開発・配備したAU。 旧アメリカ・EU連合の 「ブロッサム」 の機動力、ユーラシア連合の 「グラディエーター」 の装甲を統合した“折衷機”。 機体設計は新規フレームながら、各種部品は両陣営の既存パーツを流用しており、**「混成の試作量産機」**と呼ばれた。 特徴 機動力と装甲のバランス: ブロッサムの軽快さには劣るが、十分な運動性能を確保。グラディエーターほど重厚ではないが、戦場での生存性は向上。 整備性の実験機: 両陣営で異なっていた規格を統一し、部品の共通化を試みた。 戦術的な位置付け: 前線の「標準的AU」として各戦線に投入され、旧勢力混成部隊の装備統一に貢献。 評価と課題 評価: 「ブロッサムより頑丈」「グラディエーターより動ける」という兵士からの声もあり、ノースグレイの評価を決定づけた。 課題: 技術折衷ゆえに「中途半端」とも揶揄され、次世代に繋がる明確な特徴を求められた。 歴史的位置付け グレイハウンドは AU-07M ファランクス の直接的な前身。 この機体で得られたデータを元に、ノースグレイは量産性・信頼性・整備性を徹底的に改良し、ついに「地球連邦軍の主力」となるファランクスを完成させた。 後に兵士からは「ファランクスの祖(プロトタイプ)」として語り継がれる存在。 5年前に勃発した地球規模戦争 ―「統合戦争(The Unification War)」 背景 資源枯渇と宇宙開発の独占を巡り、アメリカ・EU連合とユーラシア連合の対立が激化。 宇宙コロニーの建設や火星資源の利権が最大の火種。 経済制裁とサイバー戦争を経て、ついに本格的な軍事衝突へ。 戦争の推移 1. 開戦(5年前) 月面と軌道上コロニーの領有権を巡って武力衝突。 初期はアメリカ・EU連合が宇宙で優勢、ユーラシア連合が地上戦で優勢。 2. AU(アーマードユニット)の全面投入 双方が主力量産機「ブロッサム」「グラディエーター」を大量投入。 史上初の大規模AU同士の戦闘が繰り広げられた。 3. 泥沼化 電子戦・資源封鎖・ゲリラ戦術により長期化。 数百万人規模の犠牲者と、複数のコロニーが壊滅。 4. 停戦・連邦設立 核兵器使用の危機を前に停戦条約が結ばれる。 国際的調停機関を母体に「地球連邦」が発足。 軍需産業も再編され、両陣営の企業が合併し ノースグレイ・インダストリー が誕生。 戦争の遺産 AU技術の急速な進化: この5年でAUは兵器の中心に。ファランクス開発の土台となる。 戦争孤児・退役兵問題: 社会不安が増大し、反政府組織やテロリストの温床となる。 ヴォイド出現への伏線: 戦争終結とほぼ同時期に、地球圏外で未知勢力(ヴォイド)の活動が確認される。 → 結果的に人類同士で争っている場合ではなくなった。 戦争の呼び名 地球統合戦争(The Unification War) → 停戦後に地球連邦が成立したことから、後世では「統合へと至る戦争」として呼ばれる。 1:グレイハウンド 2:ブロッサム 3:グラディエーター
