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女子高生は可愛さに覚醒する………♡ (霧島 紅葉)
――休日の朝、鏡の前で髪を結ぶ紅葉の手が少し止まった。 「今日は……ちょっとだけ、いつもと違う自分でいこっか。」 そう呟きながらまとめたのは、左右で揺れるツーサイドアップ。 黒のタートルネックにミニスカートを合わせ、街へ出たその姿は、 いつもの落ち着いた雰囲気から一転、どこか小悪魔的な可愛らしさを帯びていた。 街角のショーウィンドウに映る自分を見て、紅葉は小さく笑う。 「髪型ひとつで、こんなに気分が変わるなんてね♡」 ビルの隙間を抜ける風が、彼女の赤い髪をふわりと揺らす。 その瞬間、通りすがる誰もが思わず振り返るほど―― 霧島紅葉という少女の“新しい一面”が、確かにそこに輝いていた。
