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雪と毛皮とワンピース
吹雪の吹き荒れる雪原。チェルキーは毛皮コート、防寒帽、イヤーマフ、マフラー、手袋、オーバーズボン、スノーシューズの完全防寒装備で、焚き火のそばに立っていた。長柄槍は横に置き、足元の雪を蹴らずに休んでいる。 その隣にはプーにゃん。水色ワンピース一枚で、銀髪ロング、白熊耳だけが目立つ。吹雪の中でも平然と火を囲み、お肉を焼いている 「寒いね。」 チェルキーがぽつりと言った。 「くまは平気クマ~♪」プーにゃんは楽しげに返す。 チェルキーは肩をすくめ、槍を握り直すことなく、火の温もりを少しだけ感じながら雪原を見渡す。 プーにゃんはワンピースの裾を揺らしつつ、焼けた肉を口に放り込み、幸せそうに微笑む。 吹雪の中、完全防寒のチェルキーと、防寒ゼロのプーにゃんの二人は、静かに夜営の準備を続けていた。
