thumbnailthumbnail-0thumbnail-1thumbnail-2

1 / 3

ジョギング課題 ― アイピク島異種生物対応訓練報告書より

ブロント少尉が、黒猫店長の調査報告にあった危険地帯を能天気に走り抜けたようですw https://www.aipictors.com/posts/614713 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 炎天下のアイピク島。 南洋特有の湿気をまとった熱風が、ジャングルの緑の奥から吹き抜けてくる。 「ハァッ、ハァッ……む、あと五十メートルで補給所だな……」 土煙を巻き上げて、ひとりの少女が疾走してくる。 汗に濡れた昭和式のTシャツ体操着に、やたらとハイレグなブルマ。 黄金色の髪を揺らし、顔には満面の笑み。 彼女こそ、我らがブロント少尉――見た目は美少女、中身は前世紀の軍人気質。 顔と太ももには日焼け止めがべっとり、ついでに漂うきつい虫よけの匂い。 だが、彼女の手にある「収穫物」が問題だった。 「軍曹ーっ! ジャングルで変なタコのツタが生えてたから、持って帰ってきましたよー!」 砂浜に帰還するやいなや、満面の笑顔で得物(?)を掲げるブロント少尉。 掲げたそれは、どう見てもただのツタではない。太く、ぬらつき、吸盤のようなものがびっしりついた……明らかにタコの足だった。 しっかりと何本も、結束バンドでまとめられている。 途中、歯型すらついている。 「ブロント少尉……っ! それ、まさか例の**Fランク特異種・食虫蔓植物"ウデンタコ草"**じゃ……」 顔を引きつらせながら現れたのは、富士見軍曹。 黒髪ボブにトレーニングジャージ、小柄で端正な顔立ち。 理知的な視線が、そのブツを一瞥する。 「……よりによって、それを素手で……口にまで入れたんですか?」 「? なんかタコの味がして美味しかったですよ? 醤油があれば完璧です。軍曹も食べますか?」 「……遠慮します。ていうかそれ毒性未確認の異種ですよ!?」 「心配無用です。こう見えて私は人外耐性高いんです。『いかなる毒も我が腸で腐る』……ってもんです!」 「根拠になってませんよ! そもそもそれ――人間の汗や匂いに反応して、魚介のフェロモンを出して獲物を誘き寄せる捕食型で……!」 「魚介だったのは当たってたんですね! よし!」 「喜ぶとこじゃないでしょ!!!」 ツッコミの声が浜辺に木霊する中、少尉は汗で透けかけたTシャツを風に揺らし、なおも得意げにツタを振り回していた。 「軍曹、これ訓練所の炊事班に持っていきますよ! タコ焼き作ってもらいましょう!」 「やめなさい!!!!」 その後、ツタは生きていたことが判明し、調査班に回収された。 少尉はと言えば、「美味しかったから無罪だろう」と主張し、栄養摂取報奨点+5を獲得。 富士見軍曹は頭痛を押さえながら記録用紙を破り捨てた。 「……あの子、戦闘以外だと生物より危険なのかもしれないわ……」 ──富士見軍曹、報告書の余白にて

さかいきしお

コメント (26)

thi

食べるのはさすがに危ないですよ

2025年08月03日 13時24分
ガボドゲ
2025年08月03日 07時25分
仮免許練習中
2025年08月03日 02時03分
gepaltz13
2025年08月03日 01時10分
早渚 凪

ブロント少尉は生物としてのステージが既に人類と違うからなぁ・・・

2025年08月02日 15時57分
white-azalea
2025年08月02日 15時50分
五月雨

さすが軍曹!

2025年08月02日 13時45分
白雀(White sparrow)

エロい植物もこの人には勝てなかったか…

2025年08月02日 13時29分

927

フォロワー

おすすめ