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アイピク島・真夏の午後にて

照りつける太陽が白い砂浜を焼き、海風さえぬるく感じられるほどの猛暑。 そんな中、ブロント少尉はブルマに白い体操シャツという出で立ちで、準備運動を終えると勢いよく掛け声を上げた。 「よし! 今からマラソンしてきます!!」 その姿を見つけた富士見軍曹は、思わず声を荒げた。 「少尉!? こんな炎天下に走るなんて正気ですか!? 熱中症で倒れますよ!」 しかしブロント少尉は振り返り、どこか得意げに胸を張った。 「大丈夫です! 私には秘策がありますから!」 そう言うや否や、彼女は腰の後ろに手を伸ばし――ブルマの裾に挟み込んでいたものを、誇らしげに引き抜いた。 ぱさり、と現れたのは明るい水色のベレー帽。 汗で湿ることもなく、陽光を受けてきらりと光る。 「ほら! ちゃんと帽子を被りますから!! これで熱中症対策も万全です!!」 得意満面の笑みを浮かべ、頭にベレー帽をちょこんと載せる少尉。 その姿はまるで、偉業を成し遂げた英雄の凱旋であった。 ……少なくとも、本人にとっては。 富士見軍曹は腕を組み、じっと少尉を見上げる。 その表情には、呆れと苛立ち、そしてわずかな諦めが入り混じっていた。 「……少尉。ベレー帽って、鍔も無ければ遮熱効果もありませんよ?」 「折りたためて携帯性バツグンです!!」 「……。倒れても、知りませんからね」 ため息混じりに言い放つ軍曹に、少尉は「勝った」とばかりのドヤ顔を浮かべる。 照りつける真夏の太陽よりも、二人の温度差の方がよほど眩しかった。

さかいきしお

コメント (30)

T.J.

健康的な振り向きブルマ!

2025年08月27日 12時43分
クマ×娘 D.W

たくましい少尉ちゃん

2025年08月26日 20時10分
早渚 凪
2025年08月26日 15時01分
thi
2025年08月26日 13時35分
白雀(White sparrow)

軍人なんだからベレー帽にそういう機能が無いことは把握しておかなきゃいかんだろう少尉w

2025年08月26日 13時20分
五月雨

赤い眼鏡お忘れですわ!

2025年08月26日 13時18分
へねっと
2025年08月26日 12時52分
Jutaro009
2025年08月26日 11時54分

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