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戦術的睡眠支援枕:自己構成型・白雀式

白雀ちゃんを枕にしたり枕にされたりするブロント少尉です。 https://www.aipictors.com/posts/623291 ----------------------------------------------------------------------------------------------------- アイピク島の午後は、どこか気だるく心地よい潮風が吹いていた。軍の訓練が一段落し、皆が思い思いに休息を取っている時間。 ブロント少尉は、一人、木陰に設置されたハンモックの上で深い安息に沈んでいた。 彼女の腕にぎゅっと抱きしめられているのは、まるまるとした白い枕――いや、クッション。表面には誇張された白雀柄がドンと大きくプリントされ、丸みを帯びた形状とふわふわの質感は、あまりに「それらしい」仕上がりだった。 「……これぞ、戦術的癒やし兵装。抱きしめれば精神安定、視認すれば士気高揚……間違いなく、次世代標準装備」 少尉は小さく囁きながら、まるで恋人のようにクッションを大事そうに抱きしめていた。 ――が、その頭上。 「ぴぃ……」 本物の白雀ちゃんが、まさかの場所――ブロント少尉の頭の上――に、器用にまるくなって寝息を立てていた。 「……うむ。今日の枕は、やけに柔らかく、あったかい……体温制御型か……?」 少尉の呟きに、白雀ちゃんは一度だけピクリと羽を震わせたが、再びうとうとと眠りに戻る。 見る者が見れば、明らかに立場が逆である。 少尉が抱き枕を抱いて眠っているようで、実際には白雀ちゃんが彼女を“枕”にしていた。 そして不思議なことに、どちらもその役割に一切の違和感を抱かず、ただ、心地よさに包まれていた。 ――白雀クッション、設置成功。 ――だが本体、使用中の対象により間接的に運用中。 アイピク島に、静かで柔らかな戦術的午後が流れていた。

さかいきしお

コメント (21)

thi
2025年07月20日 10時48分
ガボドゲ
2025年07月20日 03時14分
Ken@Novel_ai
2025年07月20日 01時48分
五月雨

美味しそうですわ🤤

2025年07月19日 13時55分
takeshi

完全にマクラ化しちゃった

2025年07月19日 13時14分
gepaltz13
2025年07月19日 11時18分
s024
2025年07月19日 10時24分
早渚 凪
2025年07月19日 10時02分

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