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沼の主と小さなメイド
鬱蒼とした沼地。 暗い水面から、赤い眼を光らせた巨大な川カマス、マーダーバラクーダが跳ね上がった。 狙いは、岸辺に立つ小さな黒猫メイド、ケティ。 「にゃー!」 ケティは怯むことなく、その小さな両手から青白い稲妻を放った。 雷撃は正確にバラクーダを捉え、沼の水面に激しい光と水しぶきが舞い上がった。 しばらくして 沼には穏やかな陽光が降り注ぎ、鳥のさえずりが響く。 ケティはご機嫌な様子で、自分の身長ほどもある巨大なバラクーダを頭に乗せて運んでいた。 その顔には、大物を仕留めた満足げな笑みが浮かんでいた。 「これで今夜はお魚パーティーにゃ!」
